霧島のふもと大自然に囲まれた中に蔵はあります
霧島のふもと大自然に囲まれた中に蔵はあります

焼酎よもやま話

新焼酎

焼酎よもやま話

秋から冬にかけて、芋焼酎の新酒、新焼酎という商品を見かけますね。新焼酎とはいったいどんなものでしょう?

新焼酎(しんしょうちゅう)

鹿児島では、8月ごろから、春に植えたさつまいもの収穫が始まります。焼酎蔵では、さつまいもの季節に合わせて、その年の新鮮なさつまいもを原料に、焼酎づくりをはじめます。

蒸留したばかりの芋焼酎は、発酵ガスが多く含まれるので、硫黄のような独特の刺激的な香りがします。このため、通年販売の芋焼酎に比べると、飲みづらさを感じる方も多いようです。

しかし、一方で、蒸留したばかりだからこそ、うまみ成分の高級脂肪酸エチル類も多く含まれるので、独特の濃厚さは、1年に1度、この時期でなければ飲めないものです。
(実は、このうまみ成分は、そのままにしておくと、酸化しておいしくなくなるので、蔵では寒い時期に、余分なものを取り除くのです。)

1年で1度だけ楽しめる、新焼酎。
霧島町蒸留所では、毎年、10月下旬発売の「明るい農村・蒸留したて」、また、11月下旬発売の「赤芋明るい農村・蒸留したて」として、発売しています。

白濁した新焼酎は、よく振ってうまみ成分を溶け込ませてから、お召し上がりください。

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