焼酎よもやま話
常圧蒸留と、減圧蒸留
焼酎の蒸留方法には、「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の二つがあります。
常圧蒸留
わたしたちが日常を過ごす気圧の中で、やかんを火にかけ、お湯を沸かすと、お水が100℃で沸騰するイメージです。
焼酎もろみを、蒸留機に入れ、蒸気を入れると、アルコールは70~80℃で沸騰し、気体になります。それが蒸留機のネックを通り、冷やすことで、気体から液体にもどり、焼酎を取り出します。
複雑な成分まで蒸留されるので、原料本来の豊かな風味を楽しむことができます。
芋焼酎は、主に常圧蒸留です。
■常圧蒸留の焼酎例
かめ壺焼酎「明るい農村」
やきいも焼酎「農家の嫁」
減圧蒸留
高い山の上でお湯を沸かすと、低い温度で沸騰するイメージです。
蒸留機の中の気圧を低くすると、アルコールは通常より低い温度で、早く沸騰します。
常圧蒸留よりも、軽い成分が蒸留されやすく、クセのない、飲みやすい焼酎を取りだすことができます。
麦焼酎や、米焼酎、黒糖焼酎に多い蒸留方法です。お好みで、楽しみましょう♪
原料本来の豊かな風味を楽しむ常圧蒸留の焼酎、軽やかで飲みやすい減圧蒸留の焼酎、あなたのお好みの焼酎は、どちらですか?